K2HDKC Helm Chart 概要

K2HDKC Helm Chartは、kubernetes環境に Helm（Kubernetes用パッケージマネージャー） を使って K2HDKCクラスター を DBaaS（Database as a Service） として構築するための Helm Chart です。

K2HDKC Helm Chart を使うことで、簡単にkubernetes環境へ K2HDKC DBaaS として、K2HDKC クラスターを構築できます。
K2HDKC Helm Chart は、Helm（Kubernetes用パッケージマネージャー）に対応した Helm Chartです。

K2HDKC DBaaS を利用・構築するために、K2HR3システムが必要となります。

この K2HR3システムも 同様に Helmを使い、簡単に構築することができます。
K2HR3 Helm Chart は、K2HR3システムを kubernetes環境に構築するための Helm Chart です。

K2HR3 Helm Chart を使ったK2HR3システムの構築方法については、こちらを参照してください。

K2HDKC Helm Chart による K2HDKC DBaaS の大まかなシステムの説明をします。

Helm について

K2HDKC Helm Chartは、Helm（Kubernetes用パッケージマネージャー）が利用する Helm Chart です。

K2HDKC Helm Chartは、Artifact Hub で公開されており、どこからでも利用できます。

Helmの使い方については、こちらを参照してください。

Helmコマンドから使う

Helmコマンドを使い、K2HDKC Helm Chartから K2HDKCクラスター を構築する方法は、こちらを参照してください。

RANCHERから使う

K2HDKC Helm Chart は、RANCHER Helm Chart としても利用でき、RANCHERのリポジトリに登録できます。
RANCHER から K2HDKC Helm Chart を使い K2HDKCクラスターを構築する方法は、こちらを参照してください。

kubernetes control plane との関係

Helm コマンドは、kubernetes Control Planeの kube-apiserver や、CRD(Custom Resource Definitions) を使って、Helm Chartに従って kubernetesのリソースを構築します。
K2HDKC Helm Chartは、Helm コマンドに K2HDKC DBaaSに必要となるkubernetesリソースを指定します。

詳しくは、Helm のドキュメントを参照してください。

K2HR3 システム

前述のとおり、K2HDKC Helm Chart は、他のタイプの K2HDKC DBaaSと同様にAntPickaxプロダクトの一つである K2HR3 システムを必要とします。

K2HDKC Helm Chartを使う場合は、K2HR3 Helm Chart を使い、事前に K2HR3システムを構築してください。

K2HR3 Helm Chart の使い方は、こちらを参照してください。

K2HDKC クラスター

K2HDKC Helm Chart を使うことで、指定されたK2HDKCサーバーノード、スレーブノードが構築されます。
kubernetesクラスター内の Compute machie(nodes)上に、K2HDKCのクラスターの各ノードはコンテナーとして起動されます。

Helm コマンドを使って、K2HDKC Helm Chart をインストール（helm install）するとき、オプションで各ノードの情報を与えることができ、用途に応じたK2HDKCクラスターを起動できます。
例えば、起動するK2HDKCクラスターのサーバーノード台数（コンテナー数）、ポート番号などを指定できます。

また、起動するK2HDKCクラスターのスレーブノードでは、ユーザの指定するプログラムをコンテナーとして起動できます。

K2HDKC Helm Chart により、複雑な K2HDKCクラスター構築のためのマニフェストファイル（yamlファイル）を準備する必要がなくなります。
また、Helm コマンドに渡すオプションにより、あらかじめ準備されたカスタマイズを可能とします。